1. パリ:パンテオン入場券&音声ガイドによる自由見学
パンテオンの自由見学をお楽しみください。パリのパンテオンは、スフロ(1713~1780年)による設計をもとに教会として建設されました。しかし、パンテオンはフランス革命以降、フランスの偉人を祀る場所として利用されることになりました。 パンテオンの主要展示場には、設計者のひとりであるジャック・ジェルメン・スフロに関する展示があります。フランス史上最も偉大な建築家のひとりであるスフロについて知ることができます。展示を見学しながら、スフロの建築家としての経歴や建築作品について学ぶことができます。もちろん、彼の最高傑作であるサント ジュヌヴィエーヴ教会についても理解を深めることができるでしょう。この教会が現在のパンテオンとなりました。 スフロは、聖ジュヌヴィエーヴに捧げられた教会を建設することでフランス王室の栄光を体現したいという国王ルイ15世の願いを叶えたのでした。サント ジュヌヴィエーヴ教会は、1791年にフランス革命期の国民議会により教会としての位置付けを取り消され、パンテオンと改名されました。パンテオンの建物は、19世紀の激動の時代を通して、時には教会に変更され、時には偉人の墓所に改められました。 1885年にフランスの文豪であり政治家であったヴィクトル・ユーゴーの国葬が行われ、彼がパンテオンに埋葬されたことを機に、パンテオンは偉人の墓所として定着し、現在に至っています。それ以降、フランスを代表する作家、科学者、軍人、聖職者、政治家などの永眠の場所となっています。パンテオンの地下空間には70人以上の著名人の墓があります。ヴォルテール、ジャン・ジャック・ルソー、エミール・ゾラ、アレクサンドル・デュマ、ピエール・キュリー、マリー・キュリー、その他の歴史上の偉人が葬られています。 また、最近になって復元されたパンテオンの上層階からは、パリの街を見渡せる眺望を楽しめます(4月から10月までの期間に入れます)。